ゴウザウラー50話
いつまでも熱血最強


とうとう機械神が現れた。最後の決着をつけるために・・・
機械神の正体はエルドランにそっくりな生命体だった。

コードを攻撃するが攻撃してもいくらでも出てくる。
そのコードがキングゴウザウラー内に入り込んだ。
全く身動きが取れなくなってしまった。
そのコードによってキングゴウザウラーが勝手に操縦されてしまう。
キングゴウザウラーの手で町を、そして人間を機械にしていく。
防衛隊も援護するが、どうしようもない。長官まで機械にされてしまった。

「全宇宙のためにもこの地球は機械になるべきのだ!」と機械神。

はるか昔、この地球より数千億光年のかなた、心を持った生命体が存在し、高度な文明を築いた。
だが自らで文明を滅ぼした。機械だけが取り残されてしまった。
同じ過ちを繰り返さぬために、全生命体を抹殺し機械にするということだったのだ。


共存できると拳一達は言うが・・・

キングゴウザウラーの手でますます町は機械化。
浩美の母が・・・しのぶの母やおばあちゃんが・・・拳一の両親が・・・機械にされてしまった。

拳一があきらめかけた時・・・
「諦めないで!頑張って、キングゴウザウラー!!!」
「拳一、負けるんじゃないぞ!諦めないでおくれ!」
機械化されてしまった人間達から、声援が聞こえてきた。人間の心は失っていなかったのだ。
はっとなる拳一。

「たとえ地球が機械の星になったって、たとえ宇宙が機械だらけになったって、お前になんか負けるもんか!!!」

みんなの想いが・・・
一つになったとき・・・

キングゴウザウラーは動き出した。そして機械神のコードを切ることができた!
しかしその勢いで学校に向かって一直線でぶつかっていった。
そこで、エルドランが現れた。
ザウラーズに心ある命の力を与えたのだ。
それは・・・
校舎が動き始めた。先生達はビックリだ。


校舎が動き出す。
そして・・・キングゴウザウラーが校舎と合体したのだ。
エルドランが与えてくれた、超熱血最強ロボットガクエンガー。
さらにやる気が出てきた拳一。
だが、機械神から機械化した月を地球に向かわせたのだ。
このままでは地球にぶつかって粉々になってしまう。
そこで物質復元装置を使って月を元に戻すと言うことになった。
教授はガクエンガーのエネルギーを使えば
物質復元装置のパワーアップが可能だと言うことを言った。
ただ、教授は失敗してしまうことを恐れていた。
しかし、みんなで教授を励まし、協力することで意見が一致。

物質復元装置をガクエンガーに乗せて月へ向かう。
月からは機械化獣が次々と出てきた。
教授と秀三で復元装置の準備をする。
次々出てくる機械化獣にてこずる拳一だったが、
ようやく準備ができた。
あとはエネルギーをためて・・・100%だ!!!
そしてガクエンガーから物質復元装置の光線を発射した。
月が元に戻った。
そして次々と太陽系の惑星も・・・元に戻ったのだ!!
ザウラーズは勝った!と喜んだ。
月を元の軌道に乗せたガクエンガー。
これで任務完了かに見えたが・・・
まだ機械神は生きていた。
「機械化帝国は不滅なのだ。貴様らごとき下等な生き物にやられるものか!!」
機械神はしぶとかった。
「所詮貴様らのような心を持つ生き物は欠点しかもっておらん。鋼鉄の秩序に取っては不要の存在なのだ!!」
機械神がガクエンガーを捕らえるが、拳一は必死に抵抗する。

「確かに俺達は欠点だらけかもしれない。だけど・・・だけどな・・・」
機械神に立ち向かっていくガクエンガー。

「例え欠点だらけでも心があれば・・・その心に温かい血が通っていれば・・・その血を熱く燃やすことが出来るんだ!!」

機械神はさらに攻撃する。ガクエンガーの装甲がボロボロで壊れてしまった。
だが、それでも立ち向かっていく拳一、そしてザウラーズの面々。

「だから俺達は熱血最強なんだ!!!」

そして・・・

「ザウラーキングフィニッシュ!!!」

機械神をやっつけた。
教授の調べで機械化帝国の反応が消えたと報告が入りみんな大喜びだ。
ついにザウラーズが機械化帝国をやっつけたのだ。
地球を守り抜いたのだ。そして無事卒業できるのだ。

父ちゃん、母ちゃん、俺達とうとう機械化帝国を追っ払ったぜ!

拳一もその感動に浸っていた。
そして、キングゴウザウラーはみんなのいる町へ帰っていった。
町では普通の生活に戻っていた。そして笑顔も・・・

時空を越えた空へ飛び立て!Far away!